茨城に将来性豊かな投手が現れた。土浦三(茨城)のエース浜崎鉄平投手(2年)が、右足首の骨折からの復帰登板で快投した。2点リードの9回に登板し、1回を無失点。最速140キロの直球を軸に、鋭く曲がるスライダーで試合を締めた。

驚異の回復力で周囲を驚かせた。2週間前の練習中に右足首を負傷。剥離骨折と診断され、靱帯(じんたい)も痛めた。それでも、1週間後の検査で骨はくっつき、痛みも軽減。回復力の早さに医者も驚いた。「骨折と聞いて、どうかなと思ったですけど、今は痛みはないです」と全力で腕を振った。

1年夏から4番で出場し、この秋からは主将、エース、4番の大黒柱でチームをけん引する。中学時代に所属した竜ケ崎シニアでは、今夏に甲子園に出場した木更津総合の根本太一投手(2年)とプレー。自身は一塁手で3番手投手だった。「自分もこの冬でレベルアップして、甲子園に行きたいです」。高校通算9本塁打の打撃とともに、右腕も注目されそうだ。