第91回選抜高校野球大会(3月23日から12日間、甲子園)の運営委員会が9日、大阪市で開かれ、入場行進曲を「世界に一つだけの花」「どんなときも。」の2曲に決めた。ともに槙原敬之が作詞・作曲を手掛け「世界に-」はSMAPが歌って大ヒットした。

「世界に-」は第76回で、「どんなときも。」は第64回でも採用されている。2度目は異例だが、大会主催者は「平成の時代を象徴する歌。平成最後(の大会)を意識した」と説明した。出場選手が0~1歳だった03年3月に発売された「世界に-」をメインとして、2曲を組み合わせた編曲を依頼しているという。2曲同時の採用は01年の第73回大会でサザンオールスターズの「TSUNAMI」とビートルズの3曲を組み合わせた例がある。

槙原は「大変光栄です。センバツ出場までの努力は、計り知れないものだと思います。胸を張って、堂々と、さわやかに行進してください。みんなで悔いのないように青春の火を燃やしてください。世界に一つだけの花のように、それぞれに、それぞれの輝きを見せてくれたら、僕はとてもうれしく思います」とコメントを寄せた。