智弁和歌山の注目のスラッガーコンビ黒川史陽主将(2年)、東妻純平捕手(2年)が2度目のアベック弾を放った。

クラーク国際(北海道)との練習試合。「ひっかける打球も少なくていい感じ」という4番東妻が、3回に左翼へ通算20号となる3ラン。3番黒川は4回無死一塁で左中間に通算19号2ランを放った。黒川は秋から体重が3~4キロ増加。冬にウオーターバッグなどで体の使い方を研究。「長打を打てるところで打てるのが武器」と鍛えた体で放物線を描いた。

この日の試合は、5本塁打を含む26安打27得点で圧勝した。時折、強風の中での試合とあって、中谷仁監督(39)は「打つべき人が打ってくれたらこういう結果になる。グラウンドは狭いし、風も強いので勘違いしないように」。好調打線を前に満足した様子は見せなかった。