最速149キロのプロ注目左腕、興南の宮城大弥(ひろや)投手(3年)は、最後の夏にあと1歩で甲子園を逃した。

先発し延長13回を投げ抜いて229球。沖縄尚学相手に粘りの投球を続けてきたが、延長13回に押し出し四球を与えて敗れてしまった。「甘い球は逃さず振ってきたので怖かった。最後は握力もなくなっていた状態だったこともあり、キレもなくなっていた」と力尽きた。

今夏は全試合に登板。2回戦から5連続完投で、合計球数は681球。ここ3試合は14K、14K、15Kをマークするなど、合計46イニングで計61個の三振を奪った。「甲子園は(1、2年夏に出場)たくさん出させてもらったが、最後に遠かったと思いました。負けて悔しいけど、やりきった感はあります」と涙はなかった。

進路についてはプロ志望ではあるが「志望届については監督さんと話し合ってからになります」と話した。