2年生エースがチームを準決勝に導いた。木更津総合の篠木健太郎投手(2年)は今夏、2度目の先発。3回戦の千葉英和戦で8回無失点に抑えた。この試合でも「上出来だった」と7回3安打で無失点投球を継続した。

春季関東大会で自信をつけた。優勝校の東海大相模相手に、7回1/3を2失点。「春からは脱力しながらでもボールに力が伝わるようになった。まっすぐと変化球のコンビネーションで抑えられた」と手応えをつかんだ。今日の試合でも「自信のある球でヒットを少なくできてよかった」と、磨き上げた直球とスライダーがともにさえた。

五島卓道監督(65)が「結果を残している者がつける」と、今夏から背番号「1」を背負う。「3年生最後の大会。甲子園に行くために腕を振り続ける」と自らの役割を理解する。

準決勝では、今春センバツ準優勝の習志野と対戦する。強敵との対戦に向け「相手は考えず、自分のピッチングをすれば結果がついてくる」と自信をのぞかせる。千葉県初の夏4連覇へ、エースは力投を続ける。