昨秋の石川県大会決勝の再戦カード。0-7で敗れた遊学館にとっては、リベンジの一戦になった。

星稜は「高校四天王」の一角、奥川恭伸投手(3年)が今大会2度目のマウンド。「5番・投手」でこの夏初先発登板した。奥川は初回、先頭打者の初球にはいきなり149キロをマーク。

星稜打線は1回、有松和輝外野手(3年)のソロ本塁打などで1点先制。2点リードの3回1死一、三塁から適時打を許し1点差に詰め寄られると、奥川はギアを上げた。内野安打で満塁とされると、そこから変化球で2者連続三振。4回先頭打者には151キロをマークし、3者凡退に抑えた。終盤に入っても、球威は衰えず7回にも150キロをマーク。7回1死から8回まで5者連続三振を奪う力投。9回を7安打13奪三振1失点で完投した。