菰野がプロ注目の岡林勇希投手(3年)の決勝3ランでベスト4進出を決めた。

自己最速153キロを誇るエース岡林は「4番左翼」で先発出場した。初回1死一、二塁で左打席に入った。追い込まれてから、内角低めスライダーをすくい上げた。「打った瞬間はいい弾道で上がった。芯に当たっていたので、切れなくて良かったです」。放物線を描いた打球は、右翼ポールに直撃。高校通算21号となる先制3ランが決勝点となり、8回コールド勝ち。投げては菰野先発の奥田域太投手(3年)が3安打完封し、岡林の登板はなかった。

投打でプロ注目の実力を持つ岡林はこの日、2打数1安打3打点3四球。11年ぶりの夏甲子園に向けて「集中力を大事にして、これからの試合に挑んできたい」と力強く話した。