第1シード鶴岡東が春の東北大会4強の実力を発揮し、3年ぶり6度目の出場を決めた。

序盤は追う展開を強いられたが、4回までに2度追いつく粘りを発揮。5回、3者連続死球を含む計4四死球がらみの2者連続押し出しで勝ち越し、さらに1死満塁から6番宝田健太内野手(3年)の右中間二塁打で波に乗った。計12安打で先発全員の11得点。2年連続の決勝で、昨年羽黒に敗れた悔しさを晴らした。3安打3打点の宝田は「去年と同じことをしていては勝てないと思った。早く甲子園にいって試合がしたい」と声を弾ませた。

投げては3投手の継投。大会5試合で6投手を使い分けた。

同校OBで就任19年目の佐藤俊監督(47)は「それぞれの持ち味を出して投げてくれた。選手たちが落ち着いてやるべきことをやってくれた。(甲子園で)校歌を何度でも歌えるようにしっかりと準備したい」と意欲を見せた。