<見どころ>

【第3試合(13:00)星稜(石川)-仙台育英(宮城)】

悲願の初優勝を狙う星稜、仙台育英が激突する。

最速158キロ右腕で大会NO・1投手の星稜・奥川恭伸(3年)の登板はあるか。前日17日の3回戦は強打の智弁和歌山戦。延長14回タイブレークの激闘となり、奥川は23奪三振で完投。165球を投げた。奥川は初戦に完封しており、2回戦は6回途中からの救援登板だった。2回戦で先発したのは荻原吟哉投手(2年)で5回無失点、2番手寺西成騎投手(2年)は2/3回を投げ、奥川の後の4番手寺沢孝多投手(3年)は1イニング投げている。

星稜が準決勝進出となれば準優勝した95年以来、24年ぶりとなる。

今大会代表校で最多28度目の出場の仙台育英は打線が強力。3試合連続2ケタ安打を記録し、計48安打。特に初戦は24安打20得点での大勝だった。3回戦は序盤に劣勢を強いられたが、中盤にスクイズや集中打で逆転勝ち。エース大栄陽斗、鈴木千寿(ともに3年)、1年生の伊藤樹と笹倉世凪の最速140キロ超投手カルテットの投球も注目で、星稜打線が崩せるかもポイントとなる。

仙台育英が準決勝進出となれば、準優勝した15年以来4年ぶり。

なお宮城県勢と石川県勢は、夏の甲子園で3度対戦して宮城県勢が全勝している。