<見どころ>

【第2試合(11:30)中京学院大中京(岐阜)-星稜(石川)】

星稜が悲願の初優勝に王手をかけるか、中京学院大中京が初の決勝進出なるか。

17日3回戦で165球を投げた最速158キロ右腕で大会NO・1投手の星稜・奥川恭伸(3年)は準々決勝で温存でき、中2日で準決勝を迎えることになった。どれほど体力が回復しているか。

強打の仙台育英が相手だった準々決勝で先発したのは荻原吟哉投手(2年)で7回5安打1失点。8回からは左腕の寺沢孝多投手(3年)が救援登板した。その試合では今大会初スタメンとなった今井秀輔外野手(2年)が本塁打を含む3長打で1試合7打点と大暴れ。チームとしても4番内山壮真内野手(2年)の2打席連発など4本塁打を含む22安打17得点。今井をはじめ、爆発した打線をどう組むかも注目される。

中京学院大中京は3試合連続逆転勝ちを決めるなど勢いがある。逆転したイニングも初戦の2回戦と3回戦は7回で、準々決勝は8回。終盤に試合をひっくり返す底力がある。

準々決勝では投手も兼ねる元謙太外野手(2年)が逆転満塁弾を放った。投手陣は継投が基本で主に先発の不後祐将投手(3年)に続き、193センチの赤塚健利投手(3年)、元らが控える。4番捕手の藤田健斗主将(3年)は攻守の中心だ。