星稜(石川)の最速158キロ右腕、奥川恭伸投手(3年)が力尽きた。令和初の全国制覇、県勢初の大旗を期待されたが、履正社(大阪)の4番井上広大外野手(3年)に3ランを浴びるなど、春に完封していた相手打線に5失点とリベンジを許した。

◆決勝で153キロ 星稜・奥川が153キロ。スピードガンが普及した80年以降、夏の決勝で150キロ以上を出したのは05年田中将大(駒大苫小牧=150キロ)12年藤浪晋太郎(大阪桐蔭=153キロ)16年今井達也(作新学院=152キロ)に次ぎ4人目。決勝では最速の藤浪に並んだ。