帝京長岡・吉田行慶主将(3年)が右翼からマウンドに上がり、5回裏の1イニングを、2奪三振を含む3者凡退で試合を締めた。

昨年4月に帝京(東京)から転校。規定により1年間公式戦出場ができないため、これが一昨年秋の東京大会2回戦・創価戦以来の登板。帝京長岡では公式戦初登板だった。4番に入った打撃は「力みすぎて」(吉田)3打数無安打だったが、「きっちり投げられた」と本職の自己採点はまずまずだった。

父は、日本文理OBで元千葉ロッテ投手の篤史氏(49=現四国IL・徳島監督)。22日に父から電話で「甲子園があると思って、命懸けで戦え」と激励された。初戦を突破し、「もう硬さはない。次からが大切」。父の期待に応えるため気を引き締めた。