埼玉栄のプロ注目右腕・内田了介投手(3年)の夏が終わった。7回まで4安打2失点8奪三振と力投。

「気合が入っていた」という7回表には3者連続三振で流れをたぐり寄せ、7回裏の女房役・梅林勇佑捕手(3年)の同点弾につなげた。

今年の埼玉大会は7回制のため、8回からはタイブレークに突入。2番手で登板した浦和実のこちらもプロ注目・豆田泰志投手(3年)と激しい投げ合いを演じた。無死一、二塁からスタートするタイブレークにも動じず、8回は両投手とも無失点に抑えた。しかし内田は9回に3連打などで3点を失い、惜しくも敗れた。

内田は「豆田はライバルだと思っていた。試合前にも『絶対勝つからな』と話をしていた。負けて悔しい」と唇をかんだ。

プロ志望届を提出している内田。地元福岡のソフトバンク千賀を目標とする。「ここからは勝負だと思っている」と悔しい敗戦を糧に、新たなステージを見据えた。