昌平が11-1の6回コールドで完勝した。沼生隆汰捕手(3年)が3打数3安打3打点で打線をけん引、勝利へ導いた。

初回、暴投などのミスがあり1点を先制された。しかし、その裏の攻撃で1番千田泰智主将が中越えの安打で出塁すると、続く2番角田蓮内野手(ともに3年)が左中間を破る適時二塁打を放った。わずか3球で瞬く間に同点に。その後も打線がつながり1点を勝ち越して迎えた2死二塁、沼生が真ん中の直球を完璧に捉えた。左越えの2ラン本塁打は、高校通算5本目の本塁打となった。バッテリーエラーを取り返す1発に「先制されたのは自分のミスでもある。先発した川野は経験も浅いから、自分のバッティングで助けたいと思っていました」と笑顔で話した。