今秋ドラフト候補の磐田東高・二俣翔一捕手(3年)が24日、磐田市内の郵便局で「プロ野球志望届」を投函(とうかん)した。プロ入りへの第1歩を踏みだし「声をかけてもらえるかわからないが、また一から頑張ろうとなった」と気を引き締めた。

4回戦で敗れた今夏の県独自大会後も、2年生以下の新チームと同じ練習メニューをこなしている。打撃練習では木製バットを使用。「芯で捉えないと飛距離が伸びない」と対応に苦労している様子だが、「時間はかかると思うが、感覚をつかんでいきたい」と意気込んだ。

同届を提出したことで、スカウトとの接触が可能となる。「プロの選手たちが、高校生のころはどんなだったのかを聞いてみたいです」。全国からプロ入りを目指す球児たちが集まる「プロ志望高校生合同練習会」(29~30日・甲子園、9月5~6日・東京ドーム)には、参加しない意向。「行ってみたい思いもあるが、こっちで自分の課題に集中したい」と強調した。

10月26日のドラフト会議まで残り2カ月。「自分ができることは、練習をすることだけ。プロに入ってからが勝負なので、頑張っていきたい」。吉報を信じ、研さんを積んでいく。【河合萌彦】