東海大相模が座間を7回コールドで破り、県初戦を突破した。

先発したエース左腕・石田隼都投手（2年）は、6回1安打無失点、9奪三振と好投。「テンポよく投げることができました」と短い投球間隔で投げ続け、座間打線に考える隙を与えなかった。

打撃では、門馬敬治監督の次男、功内野手（2年）が3番一塁で先発。先制打を含む4打数2安打4打点。投打がかみ合って大勝となった。

石田は、今夏の甲子園交流試合の大阪桐蔭戦でも先発して7回6安打2失点。打球を左手で受け止める場面もあり、気迫で投げ抜いた。来秋のドラフト候補にも挙げられる左腕は「大阪桐蔭を2点で抑えられて自信になって、いい意味で打たれないだろうと思えるようになった。思い切って腕を振れるようになりました」と経験が糧になった。

門馬も大阪桐蔭戦に代打で出場したが、遊ゴロに倒れた。「結果を残せなくて悔しさが残っている。必ずセンバツに出て、今度は自分が中心となってチームを勝たせられるようになりたい」と意気込む。

甲子園で感じた収穫と悔しさを胸に、関東大会で優勝して聖地へ戻る。県大会初戦で1歩を踏み出した。