関根学園が帝京長岡との接戦を4-1で制した。先発の牧野水樹(2年)が、低めの直球と得意の変化球を丁寧に使い分け、9安打を浴びながらも1失点。公式戦初完投勝利を飾り、チームを16強に導いた。北越は新発田農を10-3で下した。
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最後の打者を二ゴロに打ち取り、普段は物静かな背番号1が雄たけびを上げた。初回に2点の援護を受けた牧野は5回まで「0」を並べた。6回に1失点したものの、直球と縦に落ちるスライダーがさえ、最後までマウンドを守りきった。「尻上がりに調子が良くなった。得意の球でカウントが取れ、リズムに乗れた」。チームはエースの力投に応えようと、2-1の8回裏に尾身颯太一塁手(2年)のこの日2本目の適時打を含む3連打で2点を追加し、粘る相手を退けた。
朝から降り続いた雨の影響で試合開始は1時間20分遅れ、マウンドは水分を多く含んでいた。四死球4、被安打9と制球に苦しみながらも、要所を三振で抑えた。「接戦だったので、気持ちで負けないよう、全力で投げた」。安川巧塁監督も「最後まで牧野で行くと決めていたし、バッテリーでよく対応してくれたと思う。最後までよく投げてくれた」と力投のエースをねぎらった。
関根学園は16日、昨秋覇者の北越と8強入りをかけて戦う。牧野は「中1日で先発するかはわからないが、投げることがあったらしっかり0で抑え、試合を作りたい」と力を込めた。【小林忠】

