昨秋の近畿大会決勝と同じ顔合わせは、智弁学園(奈良)が大阪桐蔭を返り討ちにした。

相手の好左腕・松浦慶斗投手(3年)の不安定な立ち上がりを強攻策で攻めた。安打と連続四死球で無死満塁とし、4番山下陽輔内野手(3年)の右犠飛で先制。なお、満塁となった好機から6番植垣洸捕手(3年)の走者一掃の二塁打でこの回一挙4点。小坂将商監督(43)が「両チームの投手がそこまで安定してなかった。初回がキーポイントになると思っていました」と話したように、序盤の攻防を制した。

エース西村王雅投手(3年)は、大阪桐蔭打線を5回までに内野安打1本に抑える好投。小坂監督も「西村がほんま丁寧に放ってくれたのが良かった」と141球の力投を称賛。疲れが出始めた6回以降に集中打を浴びたが、9回から代わった小畠一心投手(3年)が相手の反撃を振り切った。

秋の近畿大会では7-3で圧勝。だが、ネットなどで「まぐれ」「大阪桐蔭の方が強い」との声も選手は幾度も目にし、そのたびに反骨心を覚えた。甲子園の舞台で智弁学園が大阪桐蔭に勝つのは、今回が初。小坂監督は「近畿大会で勝っても全国の方にはあまり届かない。私自身も目標にしているチームであり監督さん。なんとか食らいついて出来ればと思っていた」。山下主将も「積極的にいけたのが良かったと思います」。大きな1勝を刻んだ。

◆昨秋近畿大会決勝VTR 智弁学園は1回、5番三垣の左翼線二塁打で2点先制。3回には4番山下が左中間へソロ本塁打を放つなど、大阪桐蔭の先発松浦から5回までに7安打で4点を奪った。7回には3番前川が関戸から右翼場外へ高校通算29本目の本塁打。左腕エース西村は9安打を許したが、3失点(自責2)で完投勝ちした。

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