春季高校野球東海大会(20日開幕、三重県)の組み合わせが11日、決まった。春は初出場の藤枝明誠(静岡1位)は、20日の1回戦で、最速148キロのプロ注目右腕・竹山日向(3年)を擁する享栄(愛知2位)と対戦。勝てば22日の準決勝で、中京(岐阜1位)-津田学園(三重2位)の勝者と顔を合わせる。昨秋の東海大会では初戦敗退。今大会で1勝以上を挙げ、夏に向けて弾みをつけたい。

11大会ぶり13度目の出場となる掛川西(静岡2位)は、初戦で津商(三重1位)と対する。今春県大会では、4試合でチーム平均5・25安打と貧打に苦しんだ。左腕・沢山優介と右腕・榊原遼太郎(ともに3年)の“最速144キロコンビ”を軸に堅守で三重王者に対抗し、愛工大名電(愛知1位)-岐阜第一(岐阜2位)の勝者との準決勝に駒を進めたい。

今大会は新型コロナウイルス感染予防のため、無観客で開催。保護者の入場も認めず、学校管理職と部活顧問、部員のみが入場することを許される。