横浜隼人が5回コールド勝ちで初戦を突破した。

7番渡辺岳人外野手(3年)が、3打席連続長打を放つなど気を吐いた。1回2死一、二塁では、左越え2点適時三塁打を放ち、一挙4点のビッグイニングを演出すると、3、4回にも適時二塁打を放ってダメ押し。自身初の6打点を挙げ、「長打を打つバッターではないが、練習の成果で力がついてきたかな」と笑顔を見せた。

背番号「10」の先発、辻永虎王(こお)投手(3年)が5回を投げ、2安打無失点で勝ち投手。内野ゴロを量産し、三塁を踏ませなかった。

投打がかみ合い、快調な滑り出し。水谷哲也監督(56)は「最初はバタバタしたが前嶋が盗塁を刺してくれたのが大きかった。うちはみんなで野球をする」と全員野球を強調。09年以来2回目の夏の甲子園出場を目指す。