北海道栄は1点に泣き、17年ぶりの決勝進出はならなかった。2回に菊富の適時打で先制。3回に逆転を許したが、その後は3度リードを追いつく粘りを披露した。

センバツ出場の北海相手に互角の戦いを演じたが、最終回に勝ち越された。2安打1打点で、守備では強肩でエース小沼を助けた奥山捕手は「最後は勝ちきれなかった。そこは自分たちのツメの甘さ。でも練習の成果は発揮できた」と振り返っていた。

▽○1回戦から3試合連続完投の北海道栄・小沼 プロ注目の木村君と投げ合えて楽しかった。やっぱり向こうの方が実力が上だった。1球1球、全力で投げた。悔いはない。

▽●北海道栄・糸瀬直輝監督(46) (相手先発の)木村君をそんなに簡単に打てないと思っていたが、3年生がみんな頑張ってくれて、食らい付いてシーソーゲームができた。やはり北海高校の打撃力は素晴らしいものがあった。