真颯館(福岡)が九州工時代の94年以来、現校名では初の甲子園出場を狙ったが、西日本短大付に完封負けを喫した。

プロ注目で最速146キロ左腕の松本翔投手(3年)が8回12安打5失点。変化球の制球が定まらず、カウントを取りにいった直球を狙われた。「粘らないといけないところで粘れなかった。悔しいです」。今後の進路については「プロ志望届を出す予定です。次の舞台でもこういう展開はあると思うので、次はしっかり抑えたいと思います」と、涙をこらえながら明かした。

今夏は2回戦からこの日まで全7試合に先発した。「今年は3年間を通して一番濃い夏でした。一生に1度の大切な時間でした」。マリナーズ菊池雄星投手に憧れる松本が、新たなステージで悔しさを晴らす。