雨天の影響を受け、夏の甲子園大会史上最も遅い午後7時10分に試合開始となった第4試合の小松大谷-高川学園は、終了時間も最も遅い一戦となった。

午後9時40分に高川学園がサヨナラ勝ちを決め、甲子園初勝利を飾った。

大会本部によると、試合時間が確認できる第35回大会(53年)以降、最も遅い終了は68年津久見-高岡商の午後9時27分だった。68年は開会式の日に1日4試合を行い、4試合目の津久見戦が午後6時5分開始で延長12回、3時間22分かかった。

小松大谷-高川学園は、午後9時27分の時点で6-6のまま9回裏の高川学園の攻撃に突入。1死満塁から押し出し四球でサヨナラ勝ちを決めた。

甲子園にナイター設備が完成したのは56年。初めて高校野球でナイターの試合が行われたのは、同年8月12日の伊那北-静岡だった。

事実上は史上最遅の試合終了となり、甲子園の歴史に残る1戦となった。

◆プロの方が早く終了 15日のプロ野球は6試合行われたが、最も遅い終了はDeNA-ヤクルト戦(ハードオフ新潟)の午後9時17分だった。