春夏連続出場の東海大菅生(西東京)は、無念の8回途中降雨コールドゲームで甲子園を去ることになった。

4-7と3点差を追う8回表。強い雨が降り、グラウンドは一面ほとんどに雨が浮いている状況だったが、その影響が大きく出始めた。

1死から途中出場の栄塁唯(るい)主将(3年)が左前打を放つと、続く本田峻也投手(3年)の3球目だった。スイングしたバットがすっぽ抜け、一塁側ベンチへ弧を描いて飛んでいった。スタンドがざわめく中での続く4球目、本田が振り抜いた打球は遊撃手へのゴロ。併殺かと思われたが、水たまりの影響で打球が急失速。内野安打となった。

1死一、二塁のチャンス。本塁打が出れば同点の場面を作ったが、ここで審判団が中断を決意。その後32分間の中断の後、降雨コールドゲームとなった。

若林弘泰監督(55)は試合後「しょうがないですね。これだけ大会が順延してますので。仕方ないかなと。後攻をとっていれば違ったでしょうし、早めに点を取っていればね。致し方ないです」と冷静に話した。

一方で大阪桐蔭の印象を問われると「全国トップクラスのチーム。(その相手に)互角に戦えたかな」と胸を張った。続けて「天候の良いところで勝負させたかったですね」と無念の思いを口にした。

◆高校野球の試合成立 高校野球では正式試合となる回数を7回としている。サスペンデッドゲームは適用しない。

◆夏の大会のコールドゲーム 98年1回戦の如水館-専大北上が7回裏2死、6-6の同点のまま降雨コールドの引き分け再試合となって以来23年ぶり。コールドで決着したのは、93年2回戦の鹿児島商工3-0堀越(8回表無死一塁)以来。

◆大阪対東京 大阪桐蔭が勝ち、大阪勢は夏の大会で東京勢に対し8勝8敗のタイとした(春は大阪勢の18勝6敗)。