藤代が19安打の猛攻で下妻一を下し、3年ぶりの秋季関東大会出場を決めた。

強打のリードオフマンが、完璧な仕事をやってのけた。1番の川原翔外野手(2年)が、5打数5安打1四球3打点の大暴れ。7回には駄目押しとなる右越え3点適時三塁打を放ち、「5安打は人生初で、チームを勝利に導けてうれしいです。打った球は全て直球で、7回も外の直球に絞っていました」と力強く振り返った。

準々決勝でも2安打3四球で、5出塁。ここ2試合で11出塁と、1番打者としての仕事を全うした。打席での考え方を「2ストライクまでは狙い球を絞って。そこからはトスバッティングの感じで、来た球を打つように心掛けています」と説明した。

菊地一郎監督(51)は川原の打撃を「そこらにいる打者ではないです。スイングの軌道が良い」と称賛し、7回の三塁打の場面も「100%打つだろうと思ってました。信頼というよりは、期待です」と笑顔で話した。

30日から始まる関東大会に向けては「簡単に通用するとは思ってません。しつこく、しつこく。この大会で作り上げたものをより一層固めていきたいです」と厳しい表情ながらも、期待を持って話した。