日大三が5回コールド負けを喫した。
小倉全由監督(64)は「初回、2回で決まってしまいました。ああなるとは計算していませんでした」と、2回までに5失点で大勢を決められたことを悔やんだ。
特に「初回でしょう」と話す、1回表裏の攻防が明暗を分けた。
表の守り。安打と四球で無死一塁、二塁。送られて、1死二、三塁。ここで、先発の矢後和也投手(2年)は相手の4番を三振。2死までこぎつけた。だが、5番の下川辺に左前へ先制の2点適時打を打たれた。小倉監督は「変化球を振らせて追い込んで、もう1球、変化球。それが甘く入った」と悔やんだ。
裏の攻撃も悔やまれた。先頭の四球と敵失、暴投で無死二、三塁をつくる。だが、3番富塚隼介内野手(2年)の犠飛による1点だけで終わった。小倉監督は「犠飛の1点ではなく、3番、4番がずどんと打てば、勢いが出ていたんですが。向こうだって、あっぷあっぷだった。あそこで勢いを呼べませんでした」。
流れをつかみ損ね、2回以降、失点を重ねた。四死球で出した走者を確実に送られ、かえされた。スクイズや重盗も決められ、5回コールド負け。「こんなんは初めてですね。チームに、いい薬になるかも分からない。夏に向かって練習しますよ。悔しさを持って。こんな負け方をしているんだから、このままじゃ勝てない。逆に、力にできるか、どうか」と、指揮官は屈辱を来夏へ向けたバネにするつもりだ。

