第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)に、日大三島が38年ぶりに出場します。報徳学園(兵庫)時代に春夏通算18度甲子園出場の名将・永田裕治監督(58)は、就任2年目で聖地に導きました。大舞台に挑むナインを紹介する連載「日大三島38年ぶりセンバツ 名将と歩む」。第11回は、相原礼音(れおん)内野手(1年)です。
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相原礼音内野手(1年)は、リズミカルに聖地を駆ける。名前の1字になっている「音」は、バイオリン輸入販売の仕事をする父親の意向で入れられた。相原自身は5歳から8年間、ピアノを習い、腕前も上級者だ。楽譜がなくてもスムーズに弾けるという得意な曲は、アニメ映画「千と千尋の神隠し」の「あの夏へ」。幼いころから続けてきたピアノは「野球に通ずることもあった」と、自慢げに話す。
攻守のリズム感に、ピアノの技術が生きているという。打撃ではタイミングを意識し、「いち、に、さんのイメージ。打席に立つときは常に考えています」。守備で意識するのも、足のステップ。鍵盤を走る指先のような軽やかな捕球をイメージしている。現在はほとんどピアノに触れる機会はなくなったが、培ってきたリズム感は体に染み付いている。
昨秋の県大会までは控えだったが、聖隷クリストファーとの東海大会決勝で初スタメン。3打数2安打と結果を残した。あこがれの甲子園では一戦必勝を目標に掲げ、チームプレーに徹する。「元気に明るく、全力プレーで勝利に貢献したい」と力を込めた。【神谷亮磨】
◆相原礼音(あいはら・れおん)2005年8月19日、神奈川県生まれ。小1から大鋸(だいぎり)イーグルス(藤沢市)で野球を始め、中学時代は湘南ボーイズでプレー。右投げ右打ち。家族は両親、姉。170センチ、65キロ。血液型AB。

