新型コロナウイルス集団感染のため、3月のセンバツを出場辞退していた京都国際が「コロナ後遺症」の影響も受けて春季京都府大会で敗退した。3失策が失点に絡み、攻撃でもけん制死などミスが目立った。攻守の手堅さが売りだが、重苦しく、勝機を作れなかった。

センバツ辞退後、3月は寮を閉鎖して自宅待機。練習再開は4月1日だった。小牧憲継監督(38)も「後遺症というか、いろんな選手があちこち痛いと。よくアスリートで若い子たちが関節炎になるみたい。なかなか思い通りに進んでいない」と実情を明かした。

今秋ドラフト候補の森下瑠大投手(3年)も万全ではなく、9回に代打で出場しただけ。指揮官は「森下も関節炎になっていた」と明かした。すでに登板を重ねるが、無理をさせない。森下も「次(夏)は負けたら高校野球が終わる。日本一を全員が目指している」と巻き返しを誓った。