昨夏の兵庫大会準優勝校、関西学院が初戦で敗れた。

加古川西に3回、3点を先制され、4、5回に1点ずつを返して1点差に迫るも、8回に2点を奪われて力つきた。

広島、阪神で主砲として活躍した新井貴浩氏(野球評論家)の長男、亮規浩(あきひろ)内野手(3年)が最後の打者に。9回2死二塁で二塁ゴロ。4打数無安打だった。

90年から関西学院を率いてきた広岡正信監督(68)にとっても最後の夏だった。13年ぶりの甲子園に立つ夢はかなわず、今後は総監督として新体制を見守る。

広岡監督は「よくやったし。相手が強かったし。3点取られて一方的かなと思いましたが、よく反撃した、よく戦ったと思います。報徳の最後も明石球場。そういういろんな思いがありました。本当に幸せでした。しんどいこともありましたが、幸せでした。みなさまにお世話になりました」と言い、教え子たちをねぎらい、周囲の支えに感謝した。

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