甲子園5度出場の神戸弘陵がシード校の力を見せつけ、快勝発進した。
初回に3番石田藍人外野手(3年)の左翼線を破る適時三塁打で先制。2回には下位打線の連続適時打で2点を奪って主導権を握り、6回にも2点を加えて突き放した。
先発の田中大夢投手(3年)が3回を1安打無失点。4回からは小林楓依斗(かいと)投手(3年)が登板し、悠依斗捕手(3年)と双子バッテリーを結成。3イニングを1安打無失点で、完封リレーに貢献した。悠依斗捕手は「双子だからこそ、他のバッテリーよりもお互いのことを分かっている」と胸を張った。息の合った2人に、岡本博公監督(41)は「当初はライバル心むき出しだったが、バッテリーを組んでから同じ行動をするようになった。一緒にいる時間が長く、お互いのことを分かっている」と目を細めた。
春の県大会は準々決勝で滝川二に敗れた。99年センバツを最後に遠ざかる聖地に向け、小林ツインズを擁する神戸弘陵の夏が始まった。
〈主な双子野球選手〉
◆上崎克公&泰一 プロ野球初の双子選手。投手の克公と捕手の泰一でそろって63~64年に中日に在籍したが、どちらも1軍戦出場はなかった。
◆オジー&ホセ・カンセコ ともに外野手。オジーは91年近鉄に在籍も1軍戦出場なし。ホセはメジャー通算462本塁打の名選手。
◆亀山努&忍 鹿児島・鹿屋中央では忍投手と努捕手でバッテリーを組んだ。努は阪神入りし、外野手に。92年には新庄剛志とともに亀新フィーバーを起こした。忍は後に俳優に。
◆松田教明&宣浩 143キロを投げた教明と強打の宣浩はともに岐阜・中京で甲子園出場。宣浩はソフトバンクで人気選手に。教明はトヨタ自動車で外野手に転向した。
◆川口寛人&隼人 山梨・大月短大付でチームメート。史上初めて双子としてそろってドラフト指名された。寛人は10年巨人の育成7位、隼人は同年楽天育成3位。ともに内野手だったが、1軍戦出場はなかった。

