市原中央が粘る千葉日大第一を振り切り、5回戦進出を決めた。

身長192センチ、最速133キロのサブマリン、市原中央の松平快聖投手(3年)が7回から登板。9回に2死満塁のピンチを招くも、最後はスライダーで三振に仕留め、4安打5奪三振で1失点に抑えた。

春からの成長を見せた。松平は「今までは真っすぐで押して三振を取る投球を目指していました」と振り返る。春の県大会敗戦後、「変則投手の一番の特徴は打たせてとる投球」と投球スタイルを見つめ直すと、ピンチには仲間の顔を見て声をかけ、気持ちを落ち着かせた。「打たれても一喜一憂しないようになりました」と、堂々と投げきった。

長身ながら異色のアンダースロー。松平は「アンダースローの方が打たれない。これが僕の生きる道」と胸を張って言い切る。次戦も頼れるエースとして、チームを勝利に導く。