東洋大姫路が接戦の末、4回戦で散った。

初回に1点を先制され、5回に内海誠揮(のりき)投手(2年)の二塁打から1死二、三塁のチャンスを作って1点を返して同点に。しかし、9回に勝ち越され、力尽きた。

6回から登板したエース森健人投手(3年)は「悔しい」と漏らした。8回まで無失点だったが、9回2死一塁で死球を与えて流れが変わった。「厳しいところを攻めなきゃと思って、ストレートがシュート回転してしまった。あれが一番の反省点」。味方のエラーもあって決勝点を奪われた。

納得のいく試合はできなかったというが、森は「上でも野球するので。この負けを生かして大学で成長したい」と前を向いた。

東洋大姫路は今春県準優勝、昨秋は3位。ベスト32止まりと悔しい夏になったが、先発登板した内海ら2年生を中心とする新チームに甲子園出場の思いを託した。