江口祐司監督(59)が今夏限りで勇退する筑陽学園が、ミラクル逆転勝利で、19年以来3年ぶり3度目となる夏の甲子園出場に王手をかけた。
11-11の9回1死一、二塁。8番高木優作内野手(3年)が、劇的な左越えサヨナラ3点本塁打で勝負を決めた。
苦しかった。準決勝まで6試合に登板して、計700球以上を投じた最速145キロのエース右腕、木口永翔投手(3年)が連投の疲れから踏ん張れず、序盤から飯塚ペースで進んだ。
それでも、江口監督の花道のために負けられなかった。
191センチ、83キロでプロ注目の最速146キロ右腕、白浜快起投手(3年)を途中降板に追い込んだのは、4-9で迎えた8回裏だった。
3点を返してなお1死満塁。7回に2点適時二塁打を放って波に乗る1番高倉新之介内野手(3年)が、相手2番手投手から値千金のグランドスラム。怒濤(どとう)の一挙7得点で、ついに試合をひっくり返した。
粘る飯塚に直後の9回表に2点を返されて、同点とされたが、一丸の勝負強さで、2試合連続逆転勝利を収めた。
28日決勝で、今春センバツ8強の九州国際大付と対戦する。


