開会式で司会を担当する金沢泉丘高(石川)の奥田開斗さん(18)が、リハーサルで司会を務めた。行進順に校名を読み上げるなど、美声で進行を進めた。

奥田さんはNHK杯朗読部門で優勝。2日に高校を卒業し、京都の大学に進学する。「声優の職業に就ければ」と夢を抱いている。リハーサルを終え「甲子園球場に来たのはこれが初めて。踏み入れた瞬間すごく感動しました。自分の声で人が動いてくれるというのは、すごく達成感もあるし、大役を任されたという自覚が今日のリハーサルで再認識しました。明日は1回しか本番がないので、しっかり修正して挑みたいと思います」と話した。

同じく美声を響かせた福岡高の中原陽花(はるか)さん(18)は、父の思いも背負ってマイクの前に立つ。父英史さん(49)は元高校球児。甲子園の夢はかなわなかったが「私が違う形でかなえたい」と、甲子園での司会を目標に中学から放送部で腕を磨いてきた。

NHK杯でアナウンス部門に優勝。大役が決まると父は大喜びしてくれたという。リハーサルを終えて「夢の舞台で自分の声を響かせられて楽しかったし、うれしかった」と感激。父も応援に駆けつける本番を心待ちにした。

すでに卒業式を終えて、4月からは東京の大学で学ぶ。将来の夢はアナウンサー。「学校代表として精いっぱい頑張ります。この制服を着るのも明日が最後なので、楽しみたいです」と声をはずませた。