5月に高野連への加盟を正式に認められた青鳥特別支援学校(西東京)が、松蔭大松蔭、深沢と連合チームを結成して都大会初出場を果たした。特別支援学校の大会参加は、都内では初めて。初回に1点を先制。2回に松原に10点を奪われたが3回に10点を取り返すなど、激しい点取り合戦が続き、3時間13分の死闘の末、19-23で敗れた。
青鳥特別支援からは、首藤理仁外野手(2年)が「7番右翼」で唯一の先発出場を果たした。3回には無死二、三塁で四球を選び、ホームを踏んだ。「ベンチに戻ると『ナイス!』と声をかけてもらえてうれしかった」と振り返った。
中学時代は卓球部。青鳥特別支援入学後、久保田浩司監督(57)に誘われ硬式野球を始めた。母裕子さんは「チームスポーツはルール理解が難しい子たちにとっては厳しいと思っていた。みんなと一緒にできる機会に立ち会えて感慨深いです」と笑顔で話した。
同校では唯一の3年生で主将の山口大河外野手は、4回に首藤の代打で出場。カウント1-2から振り切ったバットは空を切り、唇をかみしめた。「めちゃくちゃ悔しい。今後、何かにつなげられたら。でもみんなと野球できたのはすごく楽しかったです」。初の大舞台は選手にとってかけがえのない思い出となっただけでなく、同校の歴史的な第1歩にもなった。【玉利朱音】

