須磨翔風・槙野遥斗投手(2年)が粘りの1失点完投でベスト16に導いた。6回まではノーヒット。四死球なしの123球。打たせてとる投球が光った。

最後は気迫を前面に出した。2-0の9回。1点差とされ、なおも2死満塁のピンチだったが、難敵の姫路工に2点目のホームは踏ませなかった。

「9回は相手の意地を感じました。疲れはなかったけどマウンドに立った瞬間、9回独特の雰囲気を感じて焦りました。完投は何度も経験しているので、スタミナには自信があります」

ワインドアップから181センチの体を伸びやかに使う最速140キロ右腕。初戦から3試合連続の登板で3回無失点、7回1失点、そして9回1失点完投と次第にエンジンがかかってきた。

中尾修監督(58)は「この前より状態は上がってきていますね。投手はたくさんいるので5回くらいで代えたかったけど、この展開だと今日は槙野を代えられなかった」と試合ごとに存在感を増す2年生エースへの信頼感を表した。