高校通算140本塁打の佐々木麟太郎内野手(3年)を擁する花巻東(岩手)の初戦は、大会第3日の第1試合で宇部鴻城(山口)と対戦することが決まった。チームとしては4年ぶり11度目の出場で、今大会の主役候補に挙がるプロ注目スラッガーにとっては自身初の夏の甲子園だ。
抽選会を終え、千葉柚樹主将(3年)は「どこからでも得点できて切れ目のない打線、堅い守備から攻撃につなげるのが持ち味。甲子園でも発揮できるように頑張りたい。まずは初戦をしっかり準備して1戦1戦全力。初戦に照準を合わせて力をつけていきたいと思います」と意気込んだ。
佐々木麟が聖地初見参となった今春センバツは市和歌山に4-5で屈して初戦敗退。個人としても4打数無安打に封じられ、試合後には「自分が打てなかったことが本当にふがいない」と悔し涙を流した。悲願の日本一へラストチャンスとなる今大会。「逆襲」の2文字を胸に刻み、甲子園の借りは甲子園で返すつもりだ。
聖地初アーチに期待がかかるが、チームの勝利だけにフォーカスする。7月31日に甲子園見学をした際には「自分としても記録は意識していないですし、とにかくチームが勝つために身を徹してプレーしたい」と意気込んでいる。花巻東OBの菊池雄星(現ブルージェイズ)や大谷翔平(現エンゼルス)も果たせなかったチームスローガン「岩手から日本一」を目指す戦いが、まもなく幕を開ける。

