鳥取商が履正社に屈し、初戦で姿を消した。
鳥取商のエース山根汰三(たいぞう)投手(3年)は、初回の1球を悔やんだ。1死一、二塁で履正社の4番・森田大翔(はると)内野手(3年)に、豪快に左翼席へ運ばれた。山根は「初回からまっすぐを狙われていた。インコース厳しいところにと思ったが、少し甘く入ってしまった」と悔やんだ。
それでも被弾直後に羽根勘太主将(3年)から「切り替えていけ」と声をかけられ「緩いボールを交えながら」と渡辺達郎監督(51)から助言をもらい、2回からは本来の投球を取り戻した。チェンジアップとカーブを多投するようにしたことで履正社打線に的を絞らせず、追加点を与えることなく次につないだ。
1年前に仙台育英に0-10で敗れ「今年はやってやるぞという気持ちで投げました」という山根は、1球に泣く結果にはなったが、その成長をしっかりと示した。
◆鳥取県勢8連敗 鳥取県勢は15年以降、中止の20年を挟み8大会連続初戦敗退。継続中の初戦連敗では佐賀県勢(8連敗中)に並び全国47都道府県で最長。
◆履正社が夏7連勝 履正社は前回出場の19年に優勝しており、夏の大会7連勝となった。夏の連勝1位は中京商(現中京大中京)の22連勝。大阪勢ではPL学園(16連勝と14連勝)、大阪桐蔭(13連勝)に次ぐ3校目の2桁連勝なるか。

