【台北(台湾)4日=柏原誠、保坂恭子】U18の侍ジャパンがアクシデントを乗り越えて、スーパーラウンド進出を決めた。
主将の小林隼翔内野手(3年=広陵)が台北市内の病院に検査入院する中、代わりに遊撃手に入った副将の山田脩也内野手(3年=仙台育英)が2安打1打点と活躍。打線がつながり、11安打で10得点。3投手の継投で0封リレーし、開幕4連勝を飾った。
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一塁側ベンチに掲げられた「背番号1」のユニホームの前で、選手たちは笑顔を見せた。馬淵史郎監督(67)は「帰ってくるとき、みんなで小林を迎え入れよう。みんなが力を合わせて、とにかく全勝でいこう」と選手を送り出した。
チームメートの思いを胸に戦った。小林がスタメン出場を続けていた遊撃のポジションには、副将の山田が起用された。スクイズで先制した直後の4回2死三塁、直球を左前にはじき返し、1点を追加。守備でも、安定した好守を見せた。山田はこの日朝、監督から小林の状態について聞かされた。心配してLINEをすると「大丈夫」と返信があった。「安心しました。『頑張って』と言われたので、いい報告ができるように、頑張ろうと思った。いろんなプレッシャーはあったけど、しっかりできたと思います」と胸を張った。
小林は3日米国戦の4回の守備で、飛球を追って橋本と激突。腹部も強い打撲を負ったがプレー続行を希望し、フル出場。頭を打ったため、試合後の病院で2泊3日の検査入院。退院日は5日で1次ラウンド最終オランダ戦の日だ。6日は試合がないため、現実的に最短復帰は7日のスーパーラウンド初戦になりそう。馬淵監督は「しっかり経過を見て。3日も入院しとったらいきなり先発はね」と、慎重に復帰のタイミングを見極める。
アクシデントを乗り越え、馬淵監督も「代わりに出た山田もヒットを打ったし、チームがうまく回っている」と手応えあり。ヤマ場を乗り越え、チームが強くなっていく。
◆予告先発 5日のオランダ戦は高橋煌稀投手(3年=仙台育英)が先発する。今大会初先発。

