黒潮打線で全国制覇を果たした夏から50年。復活を目指す銚子商が、13安打11得点、6回コールドで日体大柏に快勝した。
球場には何度も、銚子商・伝統の「大漁節」が響き渡った。初回、2死二塁から4番・佐藤宏樹外野手(3年)が「チームに流れをもってこられるような1本を打ちたかった」と、狙い通りの真っすぐを捉え、右越え適時三塁打で先制。4回表には同点に追い付かれるも、その裏、2死満塁から田中蓮外野手(2年)の左前適時打で勝ち越し。なおも2死三塁から嶋野悠翔内野手(3年)の左越え2点適時打でこの回4点を挙げ、5回、6回も得点を重ね引き離した。
投げては先発の村上竜矢投手(3年)が8安打されながらも無失点に抑える好投で試合を決めた。沢田洋一監督(43)は「今日は初戦でどうしても緊張する。3年生に頑張って欲しかった。村上はよく試合を作ってくれました」と、目を細めた。
県勢最多の甲子園29勝を誇る銚子商が74年夏、全国制覇を果たしてから今年で50年になる。佐藤は、「節目の年で自分も甲子園に出て活躍できるような選手になりたいと思って練習してきた」と、熱い思いを明かした。黒潮打線と言えば、強打をイメージするが、実はバントや足も駆使。細かい野球で得点につなげた。今も、銚子商が目指す野球は「つなぎ」の打線だ。「今日も、長打を狙いすぎる場面があった。つなぎの打線でしっかり勝ちきっていきたい」。伝統をしっかりと引き継ぎ、黒潮打線復活へ。好スタートを切った。

