優勝候補の大阪桐蔭が、ヒヤリとしながらも8強進出を決めた。

0封を続けてきたプロ注目のエース右腕、平嶋桂知(かいち)投手(3年)が、5点リードの5回途中に打ち込まれて3失点で降板。

急きょ南陽人(はると)投手(3年)を投入し、6回からはバッテリーを背番号16の森陽樹(はるき)投手(2年)と、背番号12の杉本一世(いっせい)捕手(3年)に代えるなど、大胆な防御でしのいだ。杉本は5-3と2点差に詰め寄られてからの緊急マスク。「思い切っていつもどおりやれば大丈夫と。試合に出るのは9人でも、どの選手も準備していてベンチ一丸で戦っています」。落ち着いて4イニングを1失点にまとめて逃げ切り、選手層の厚さを示した。

初戦から3試合連続のコールド勝ちと絶好調だった打線は、この日も大量8得点で投手陣を援護した。センバツ準々決勝の報徳学園(兵庫)戦で右肩を脱臼し、6月には左膝の疲労骨折もあった吉田翔輝外野手(3年)も「2番中堅」でスタメン復帰。2安打を放って明るい光をともした。

一時1点差に迫られた西谷浩一監督(54)は「簡単ではないです」と厳しい表情。手綱を締めていた。【中島麗】

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