京都国際の背番号11・西村一毅が、甲子園デビューを白星で飾った。登板前、小牧憲継監督(41)に「いつもどおり、何にも背負わんでいいから」と励まされた。「自分が3年生の夏を終わらせるわけにはいかない」と緊張していた心が、軽くなった。9回で6四球を出したが、丁寧に打たせて取った。「力を入れてしまうと肩が開いてしまう。脱力して抑えて投げました」と振り返った。
普段の西村について、主将の藤本は「天然で言葉が通じないし、コントロール(制御)も難しいけど、マウンドでは冷静なのでそこに関しては何も言わない」と明かす。チームメートは予想不可能な「才能の塊」と言う。9回に背負った2死満塁のピンチ。スタンドからわき起こった新潟産大付を後押しする拍手も「結構楽しかった」とケロリ。最後は代打の鈴木を空振り三振で抑えきり、4強入りした21年以来3年ぶりの夏2勝を挙げた。【中島麗】

