横浜(神奈川)の監督として、春夏通算5度の甲子園優勝を果たした渡辺元智氏(79)が21日、今夏限りで高校野球のテレビ・ラジオ解説を引退すると表明した。
「BS朝日4K」でこの日の第2試合、京都国際対青森山田を解説。試合が終了すると、実況を務めた山下剛アナウンサーから「渡辺さんにはたくさんお話をいただきました。私たちの放送を1980年代から共にしていただきました。この試合をもって、私たちの中継、この舞台から退かれるというご決断を発表させていただきます」と明かされた。
渡辺氏は「本当にね、本当に甲子園で育ててもらいましたし、いろいろ学ばせてもらいました。多くの高校球児に支えられてここまで来ましてね。そしてまた、放送席でいろいろな野球が見えます。他のチームの選手までもね。その動向を見てますと、私にとってここは素晴らしい教科書の場所かな」と慣れ親しんだ聖地への思いを語った。
続けて、「いずれにしましても、多くの人脈を得まして。監督さん、アナウンサーの方。スタッフの方々。この人的財産が作れたことが、私にとっては大きな大きな財産となりますし。これが100年の節目のですね、甲子園球場記念の時に去ることができてね、本当に望外な喜びだという風に思います。まさにこの甲子園は聖地であり。私を育ててくれた場所でもあります。長い間ありがとうございました」と締めくくった。

