浦和実(埼玉1位)がつくば秀英(茨城1位)を破り4強入りを決め、創部49年目にして、来春センバツ初出場を当確にした。

浦和実は初回2死一、三塁から野本大智捕手(2年)の右越え適時二塁打で1点先制。6回には2死三塁から、再び野本が三塁への適時内野安打で貴重な追加点を挙げた。

投げては先発のエース左腕、石戸颯汰投手(2年)が足を高く上げる変則投法でつくば秀英打線を4安打完封。「無失点がうれしいです」と、マウンド同様、クールに話した。

唯一無二の変則フォームで初の甲子園を確実にした。浦和実・石戸は右足を高く上げて少し背中を丸めると、頭の上から投げ下ろした。120キロ前後の直球、スライダーに、100キロ台のカーブ、チェンジアップで空振りを奪い、詰まらせた。「コースが決まれば球速が遅くとも詰まるのかな、と思った」。つくば秀英打線を4安打に抑え、6奪三振。県大会準決勝で優勝候補の浦和学院を2安打に抑えて以来、自身2度目の完封勝利を決めた。

オンリーワンのフォームを手に入れたのは中1の冬。「足を高く上げるようにしました」。背中を丸める形も「自然とそうなった」と自己流。球速にこだわりはない。「球の速さでは勝てないので、僕は制球力や球の見え方、変化球の質で勝負。他と違いができるならいいと思います」と、迷いはない。次戦は横浜と対戦する。「すべてにおいて一流。投打に穴がない印象」と言いながらも「楽しみです」とニヤリと笑った。強豪校を食うのはお手のもの。自分らしさで立ち向かう。【保坂淑子】

関東大会準々決勝 横浜と浦和実が4強入りでセンバツ前進/詳細