龍谷大平安(京都)は5日、京都市内で硬式野球部監督による部員への体罰事案についての記者レクチャーを開催し、原田英彦監督(64)の退職届を受理したと発表した。
原田監督は今年2月13日に、2人の部員に対して野球部活動に関する課題ノートを提出しなかったことに対する指導の一環として、口頭での注意やたたくなどの行為を繰り返し行ったという。1人は病院で打撲傷で、約30日の通院加療を要すると診断され、現在は自宅療養中で登校できていないといい、もう1人はケガはなく、日常生活に戻って練習にも参加している。
14日に部員から「原田監督から暴力を受けたため登校できません」との連絡を受け、本件が発覚。原田監督は学校側から自宅待機を命じられていた。
日本高野連にも学校側から当事案が報告され、2月19日に大阪市内で実施された審議委員会では、同校から提出された報告書をもとに審議を行い、日本学生野球協会審査室会議へ処分申請することを決定していた。だが、学校側が独自で設置した調査委員会でより詳細に調査を行う旨の連絡があったことにより、4日に開催された審査室会議への処分申請を見送ることが決定。再度、報告書が提出され次第、あらためて審議委員会で審議をする予定となっていた。
学校側の調査委員会では、今回の件が懲戒事由に判断されたことから、懲戒手続きを開始。しかし原田監督から2日に退職届が提出されたことで、懲戒手続きが終了した。4月までは同校OBで元オリックスの川口知哉コーチ(45)が監督代行として指導を行う。
山脇護校長(67)は「多くの関係の皆さまに多大なご心配、ご迷惑をおかけいたしましたこと、深くおわび申し上げます」と謝罪し「被害生徒の回復、ケガの回復を念願して、合わせて部員に寄り添って心のケアを第一に努めてまいりたい。その上で今後2度とこのような体罰が発生しないように、絶対にそういう行為を許さない、容認しないという強い姿勢で努めてまいります」と話した。

