センバツ優勝の横浜が7回コールドで相模原城山を破り、5回戦進出を決めた。エース奥村頼人投手(3年)が左太ももの肉離れのケガから復帰。今夏、初登板初先発し、投打で躍動した。
昨秋11月23日の明治神宮大会準決勝の東洋大姫路戦以来となる先発マウンド。「久しぶりだったので、新鮮な気持ちでフレッシュさをもって投げることができました」。テンポよく変化球でカウントを整えると、力のある真っすぐで空振りを奪い、4回まで毎回の9奪三振。この試合の最速はスカウトのスピードガン表示で、自己最速タイの146キロ。1安打無失点と試合をつくった。
打っては4番として、初回無死満塁から先制の中前適時打を放つなど、バットでもその存在感を示した。
いよいよ完全復活だ。「あらためて投げることができて、安心しました」。1球1球、投げるごとに「ナイスピッチ」とチームメートの声が聞こえる。「やっとチームの輪の中に入ることができたと思っています」。背番号1として、何もできない自分が歯がゆかった。いつかチームの力になりたい。リハビリ中も、ウエートトレーニングに力を入れ、体をひとまわり大きくし、パワーアップして戻ってきた。エースの復帰で、いよいよ夏の横浜のエンジンがかかってきた。奥村頼は「今年は集大成の夏にするために、チームを勝たせられたらと思います」と、力を込めた。
この試合を視察したDeNAの八馬アマスカウトグループディレクターは「体もしっかりできてきて、チェンジアップ、カーブに真っすぐ。制球良く投げられる。さすがですね」と高く評価した。

