聖地での悔しさをバネに4季連続王者を目指す。第78回秋季高校野球宮城大会(12日開幕)の組み合わせ抽選会が仙台市内で行われ、出場34校が一堂に会した。今夏Vで甲子園16強入りの仙台育英の初戦は14日、角田-仙台商の勝者に決まった。上位3校は東北大会(10月9日開幕、岩手)に出場する。
◇ ◇ ◇
新チーム結成からゲームキャプテンとしてチームをけん引する仙台育英の田山纏(まとい)外野手(2年)は「負けたら終わりの戦いが始まる。一戦必勝で戦っていきたい」。昨秋から3季連続で県大会を制しているが、気を引き締めた。
聖地の帰り道から新チームは始動していた。今夏は2年ぶりに甲子園出場も、3回戦で沖縄尚学に課題に挙げていた守備と走塁のミスから惜敗。「この経験をどう伝えていけるか」。帰路の新幹線の中、ベンチ入りした2年生6人が中心となって早速ミーティング。スライドショーを作成し、仲間と共有した。「負ける理由を作らないチーム」になるためにと熱く伝えた。
一足先に新チームで公式戦を経験する他校に後れを取らないように、甲子園から戻った翌日から練習試合に臨んだ。関東遠征では背番号付きの公式戦ユニホームでプレー。「地区大会のつもりで。(関東遠征で)負けたら県大会に出られないという気持ちで、みんなが公式戦を想定してやってきました」。4季連続の県王者へ、実戦を通じて気持ちも高めてきた。「去年のチームの成績を全て超えていきたい」と、田山は力強く頂点を見据えた。【高橋香奈】
【展望】来春センバツ出場の参考資料となる東北大会出場権を目指し、34校が激突。仙台育英は今夏甲子園を経験した梶井湊斗投手ら投手陣に、攻撃陣ではリードオフマン田山纏外野手(ともに2年)らが健在。今夏準Vの東北学院榴ケ岡も勝ち上がりを目指す。近鉄などでプレーした野林大樹監督(55)の日本ウェルネス宮城や7年ぶりに復帰した我妻敏監督(43)の東北などにも注目だ。

