来春センバツの参考材料にもなる秋季高校野球東北大会(9日開幕、岩手)の組み合わせ抽選会が1日、盛岡市内で行われた。2季連続甲子園出場を狙う仙台育英の初戦は、秋田中央に決まった。抽選会には同校初の女子部員、星よつはマネジャー兼学生コーチ(2年)が参加し、くじを引いた。チームを支える縁の下の力持ちが東北大会への意気込みを語った。センバツ一般選考の東北枠は3。
◇ ◇ ◇
「すごく緊張しました」。この日の抽選会には、選手の練習時間確保のため、星マネジャーが参加。初の大役を終え、ホッと一息ついた。それでも、すぐに顔つきが変わった。「強い気持ちで東北大会を迎えられるように、チームに戻り、しっかりと報告したいです」。初戦は練習試合でも対戦経験がある秋田中央。「どこが相手でも自分たちのやることは変わらないと思います」と口にした。
選手経験もある頼もしいマネジャー。小学校から野球を始め、秀光中では選手兼マネジャーを務めた。「父と同じユニホームを着て、甲子園に行きたい」と、巨人や西武でプレーした孝典氏(43=現東北学院大監督)の背中を追った。マネジャー業をこなす一方で、ノッカーなども務める。「コーチに相談しづらいことも自分を挟んだりなど、ひとつの窓口になれればと思っています」。チームに欠かせない存在だ。
この秋は全員が主将。「個性が強い」と話す今年のチームは「任せきりにならないように」と新たな取り組みにも挑戦している。「1人1人がキャプテンのような気持ちで、チームを引っ張りあっているスタイルです」。もちろん星マネジャーも主将の1人。
「対照的なメンバーが対立しないようにするのが自分の務めだと思いますし、全員の個性が強いからこそ、1つにまとまったときに強くなる、それを生かせるチームにしていきたいです」
今年の夏はアルプスから甲子園の景色を見た。次はベンチから-。「目指しているのは、もちろん優勝ですが、まずは目の前の試合に集中して、一戦必勝で戦いたいです」と意気込んだ。レギュラーの一員として、ベンチから勝利をたぐり寄せる。【木村有優】
▽秋田中央・藤井健介主将(2年) 東北大会出場が目標でしたが、チーム全員でセンバツを目標にしました。いつも通り、自分たちの力を出していきたい。
▽東北・松本叶大主将(2年) どこが相手でも自分たちの野球をどれだけできるかということを練習してきたので、楽しみな気持ちでいっぱいです。
▽日大東北・大竹徹主将(2年) 緊張感も高まりましたし、東北のキャプテンは中学のチームメートなのでわくわくしています。
▽明桜・池川凛空主将(2年) レベルの高い中で、自分たちがどのような形で勝っていけるかが楽しみ。
▽八戸工大一・小島琉生主将(2年) 練習試合では明桜さんに負けているので、初戦は勝ちきれるように活気出して戦いたいです。
▽一関学院・黄海大和主将(2年) 2年前は4強でセンバツを逃しているので、先輩たちの思いも背負って頑張りたいと思います。
▽八戸学院光星・北口晃大主将(2年) どこと当たっても粘り強い野球をするだけなので、1戦必勝で全員で勝っていきたいです。
▽日大山形・遠藤聖也主将(2年) 相手はどこであろうと熱く、泥臭く、粘り強く日大山形らしい野球で戦っていきたいと思います。
▽学法石川・北川蒼主将(2年) ワクワクしてます。山形1位で力のあるチームですが、自分たちの野球をしていきたい。

