春の菰田劇場が幕を開けた。山梨学院・投打二刀流の菰田陽生投手(3年)は「2番一塁」でスタメン出場し、初回に貴重な先制アーチをたたき込んだ。
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山梨学院・菰田が打撃で存在感を見せつけた。甲子園初アーチを含む3打数2安打。これで甲子園通算打率を4割4分4厘(27打数12安打)に上げた。
菰田は登板した昨年春の西日本短大付戦で最速152キロをマークし、球速は証明済み。甲子園で150キロ投手は今や珍しくないが「安打製造機」を兼ねる選手は少ない。たとえばロッテにドラフト1位で入団した健大高崎・石垣元気は4大会で150キロ以上を出すも、打率1割6分7厘(12打数2安打)。打撃が良かった98年の横浜・松坂大輔でも3割4分(47打数16安打)。150キロ&打率4割(10打数以上)の二刀流は、明豊・今宮健太(現ソフトバンク)の最速154キロ&4割2分3厘(26打数11安打)があるだけだ。【織田健途】
◆菰田陽生(こもだ・はるき)2008年(平20)12月21日生まれ、千葉・御宿町出身。御宿小1年で野球を始め、九十九里リトルリーグでは全国V。御宿中時代は千葉西シニアでプレー。山梨学院では1年春からベンチ入り。最速152キロ。高校通算36本塁打。50メートル走6秒2。194センチ、102キロ。右投げ右打ち。

