16年ぶり15度目出場の帝京(東京)が10年以来の春2勝を手にすることはできなかった。一時は同点に追い付いたが、タイブレークの延長10回に5失点。勝ち越しを許し、競り負けた。

粘り強さは発揮した。4点ビハインドで迎えた5回。1点を返し、1死満塁から2番、目代龍之介外野手(2年)が左翼線を破る適時二塁打を放ち2点。1死二、三塁から立石陽嵩外野手(3年)の右犠飛で同点に追い付いた。

今年の帝京が誇る1、2番に座る自慢の長距離打者が、打線をけん引した。「いいバッターなので、より多く打席を与えたい。相手投手のボールを打席でも多く見せたい。そうすれば恐らく次に続くバッターの情報としてもかなりいいものを引き出せるんじゃないかと思う」と金田優哉監督(40)。その狙い通りの展開だった。

4回まで、中京大中京の先発、安藤歩叶投手(3年)の前にわずか1安打。右打者へのアウトコースを強引に引っ張っていた。5回からは、それまでのオーバースイングから、コンパクトにバットを振り攻略。同点に追い付いた。「打席の中でのイメージを大事にしている。1、2番でしっかりと情報を引き出せる」。指揮官の期待に応えた打線だったが、あと1歩、及ばなかった。

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